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菖蒲

菖蒲の茎の靡くとき、

つむじの風の吹き荒ぶ。

お里の偲びは一領具足。

頭巾を目深に鋤を突く。

案山子の下に飛脚が五体。

屋根より高く幟を上げて、東の風を黙らせましょか。

お里の偲びは二の太刀不知。

蜻蛉に構えて鋤を突く。

菖蒲の茎の靡くとき、

つむじの風の吹き荒ぶ。